今月の読書記録 当たり本三冊 外れ本三冊

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kindle unlimited を契約したら、書籍も電子書籍も普段より読書量が増えたので、個人的な当たりと外れのランキングを発表してみます。

外れ本    3位   : 特攻の島

 フィクションとしてみればいいマンガだと思います。ただ、1巻冒頭から、単純ミスと思われる史実と異なる記述があり、あまり入り込めなくなってしまいました。(トラック諸島が陥落したという台詞がありましたが、史実では陥落せず終戦となります。文脈から判断すると、サイパンが陥落した、という記述の誤記の可能性が高いです。)

何も考えずに読むとノンフィクションものに見えてしまうマンガなので、時代考証の微妙さを理由に外れ評価とさせて頂きます。Amazonのレビューにもありましたが、「フィクションにしか見えない設定」になっていれば当たり評価かもしれません。

外れ本    2位   : 疲れないカラダの即効ケア 1日1分!プロトレーナーに学ぶ

初心者に対しては説明が簡素すぎ、経験者が読むには内容がなさすぎる、という編集意図がよくわからない本でした。経験者向けの「今日は、どんな体操やろっかなあ」とパラパラめくる参考資料としては高い価値があるでしょう。

外れ本    1位   : どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法

タイトルに反して自己啓発小説が9割という本です。タイトルの「体が柔らかくなるすごい方法」的な話を素直に期待して購入すると、素直に失望することになるでしょう。開脚そのものに興味がある人は、初心者・経験者ともに買ってはいけません。なお、タイトルが「人生を変える開脚の魔法」的なノリでしたら外れ評価はしていないと思います。

 

当たり本 3位 : 奴隷のしつけ方

表紙がヤマザキマリ(テルマエ・ロマエの作者)で、表紙とタイトルのキャッチーさにひかれて少し読んでみたら、一気に読んでしまいました。

ローマ時代の奴隷事情というローマ史の小話なのですが、「なぜ奴隷の逃亡や反乱の話は、意外に少ないのだろう?」といった疑問にも答えてくれる本です。タイトルはキャッチーですが、楽しい歴史雑学本です。なお、西洋社会が奴隷制を廃止する流れになったのは意外に最近(19世紀以降)です。

当たり本 2位 : キングダム 43巻

秦の始皇帝の時代をベースにした人気漫画、キングダムの43巻。一気に読ませるストーリーが楽しいです。このシリーズ、唯一の欠点は、「いつも、盛り上がった所で、続くになりがち」なことです。歴史物というより、心理戦のオモシロサやキャラクターの魅力が全面に出ている作品ですが、とにかく引き込まれます。

当たり本 1位 : 痛みと不調を根本から改善する 背骨の実学

身体のケアの解説が丁寧で優しい本、初心者も経験者も発見があると思います。解説を読みながらやってみたら、前からやっていた動作に関しても、新鮮な視点での解説が入っていたので面白かったです。

 

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サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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