嫌なものは着実に拒否していこう  【 自家発電人間を目指せ! 01】

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このシリーズは、自分の内側から元気がわいてくる自家発電タイプの人間を目指そうというシリーズです。宗教でも自己啓発でもロジック思考でもスピリチュアルでも何でもいいのですが、「成功や幸せ」を目指す思想には、その人にあうものとあわないものがあります。他人の言うことを真に受けすぎずに、自分の中の「嫌な物は嫌だ!」という感情をきちんと認識することが実は重要です。

怒ってはいけないというのは本当?

例えば、「怒るな。負の感情に自分をゆだねるな」というのは自己啓発や宗教ではお約束の世界観です。もちろん「感情に流されず、主体的に生きる!」という意味では大正解です。

なんでも人のせいにしてウダウダしてるだけの人はつまらないです。いつも怒りにまかせて怒鳴ってばかりの人もつまらないです。

ただし・・・

「嫌なものは嫌」という感情
これは、なるべく素直に受けとめ続けることが大事です。

容姿が嫌だったら?

例えば、自分の容姿が大嫌いだったとしたら

「こんな顔に生まれて嫌だ!親のバカ野郎!」

みたいに負の感情を認めることからスタートするのが王道です。

これを無理やり我慢して「親には感謝。人間は顔じゃない。」というタテマエときれいごとで「怒りを抑えつける」ことをすると、抑圧された怒りは決して消えることはありません。

実際、世の中は美人と二枚目や外見がよい人達に都合よくできています。その辺は人間の本能に根差す部分なので、どんなに文明が発達してもどうにもならないと思います。

それよりは、

  • カネ貯めて整形しよう!
  • 体を鍛えてカッコよくなろう!
  • ダンスをやって美人に見える体を作ろう
  • スタイリストをつけて雰囲気イケメンになろう
  • ボイトレをして、美声になろう
  • 歯を矯正して、顔のラインをきれいにしよう
  • お化粧を学んで、雰囲気美人になろう

みたいなことをしたほうがいいです。

実際、どんなにブサイクな人でも服を変えたり筋トレをしたりそうしたことだけでもけっこう変わるものです。特に、歯の矯正などは整形以上に劇的に顔が変わることがあります。

メイクに関しても、下手な人ほど少しプロの技を学ぶだけで劇的に美人になります。

そのあたりを、大統領やトップ女優なみを目指して気合いでやった上で、それでも満足できない場合は、お金をためて名医を選んで整形すればいいだけです。努力で生まれながらの障害を克服できるというのは、全く否定されることではないと思います。

負の感情は否定してはいけない

コンプレックスや負の感情、これは否定しておさえこむよりも、

素直にエネルギー源として使えばいいのです。

「嫌なものは嫌!」

という気持ちに素直に向き合って日々を過ごしていると、時間はかかってもだんだんと気持ちがすっきりしてきます。きれいごとで無理やり押さえつけてしまうと、いくら時間がたっても負の感情が癒されることはありません。無理に感情を感じないようにするのは重大な過ちです。負の感情への無思慮な抵抗は、かえって自分の心の傷を深くしてしまいます。

悲しみや怒りは手放さなくていい

歴史上の奴隷解放運動とか、不平等条約改正運動とか、こういうものも「嫌なものは嫌だ!」という感情をみんなが素直にキープし続けることができたから成功したわけです。「この悲しみも怒りも忘れてはならない!」という感覚が広く共有されていたから成功したのです。

もし 「奴隷でもいい。属国でもいい」という人達ばかりだったら世界はいまよりさらに弱肉強食な悲しい場所になっていたことでしょう。一人の人間が「嫌な物は嫌だ」という自分の感情に素直になることが、やがては世界を変えていくのです。

もちろん物には順序というものがあります。 いきなり「全ての嫌なことを拒否すること」は非常に難しいかもしれません。ただ、ひとつひとつ着実に「嫌な物にはNOと言える状況を作っていくこと」は、どんな立位置にいたとしても、決して不可能ではないと思います。

追記
このシリーズは会員向けメルマガバックナンバーのアレンジです

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サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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