他人の欠点のビジネス的な利用価値に注目する  【 自家発電人間を目指せ! 04】

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このシリーズは、自分の内側から元気がわいてくる自家発電タイプの人間を目指そうというシリーズです。ふつうに生活している限り、「欠点が多い他人」はたくさんいるものです。この人達の欠点をいちいち責めるのは、元気の無駄遣いです。それよりは、相手の欠点にビジネス的な利用価値がないかと考えてはどうでしょうか。他人に優しくなると、自分の欠点にも優しくなれるので何かと都合がよいのではないでしょうか。

たとえば、細かいことにいちいちうるさい小姑のような人がいたとします。このタイプの人は、雑談の相手としてはうっとうしいですが仕事で校正などの仕事をやらせたら非常に高い能力を発揮すると思います。

逆に、いい加減でゆるゆるだけど、ゆるゆるなので誰とでも気軽に雑談できる人がいたとします。このタイプの人は、細かい作業は確実に無理ですが、社交的な場に連れて行くと非常に便利でしょう。

頭が悪いけど、なんでもポジティブに解釈する脳天気な人がいたとします。このタイプの人はうまくいってるこ事をそのまま拡大していく時に便利です。バブル的な「出せば売れる」時期にはこういう人をリーダーにしたほうがいいです。

頭はいいけど、なんでもネガティブに解釈する暗い人がいたとします。このタイプの人は物事の欠点を探して改善していく時に非常に便利です。大きな飛躍が必要な時はこのタイプの人をリーダーにしたほうがいいです。

バカとはさみは使いようという諺がありますが、どんな性質の人でも使い方によって力を発揮するようになります。

そう考えて他人の欠点を見ていくと、他人の欠点に感じる怒りが必要最小限になっていくわけです。配置が悪いだけで、本人が悪いわけではないからです。

他人の性格に無駄に怒らなくなると、自分の欠点も気軽に許せるようになっていきます。自分が元気になるために、他人の欠点は「利用価値というプラスに注目しよう」という話です。

追記
このシリーズは会員向けメルマガバックナンバーのアレンジです

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サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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