柳は緑 花は紅
柳は緑 花は紅 (やなぎはみどり。はなはくれない) これは禅で使われる表現の一つで、春の自然風景をそのままうたったものです。 柳は緑色。花は紅色。 緑色の柳はピンク色の花になりたいとは思わないし、ピンク色の花も緑色の柳に…
日本人論・文明論・文化論

「万教一根」「一道万物に通ず」という極度に抽象度が高い把握をしているのが日本的な世界観の特徴です。学者的ではなく修行者的な世界観と言えます。この感覚は、感覚がある人には信仰の違いを越えて万国共通で通用するという普遍性を持…

やまとごころ(大和魂)とはなんでしょうか? 時代と人によって多様な意味を与えられてきた言葉ですが、一言で言えば「自然な心」ということになると思います。本居宣長が山桜に例えたのは言いえて妙で、盆栽のような人工的なものではな…
結論からいうと、「悪法もまた法である」といって毒杯を飲んだソクラテスのような律儀さは、日本的な美しさとはまた別のものと考えたほうがよいでしょう。 古事記や日本書紀に出てくる神々や英雄たちの戦いぶりをみていると、そこに「正…
「心だに誠の道に叶いなば、祈らずとても神や守らん」という和歌があります。伝承によると菅原道真公の作と伝えられています。日本的な神様と人間の関係性というのは、結局はこの和歌に集約されるのではないかと思います。 解説すると、…
聖徳太子の十七条憲法「和をもって尊しとなし」は誰しもどこかでなんとなく聞いたことがある条文だと思います。なお、この時代の憲法というのは今でいう法律というよりは道徳律に近いもの、役人のための服務規程といった性質が強いものに…
外交官出身と自衛隊出身の論客による安全保障論。内容としては一般論レベルなので、知識がない一般人が現代史や国防の基礎知識をえるために重宝する本です。ただ、読んだ後に「専門家の意見は分かった。で?自分は一人の日本人としてどう…