お寺の住職さんが書いた、ブッダの言葉を「現代日本人向けに、意味重視でわかりやすくまとめた本」です。文字通りブッダ名言集なので「仏教?なにそれ?おいしいの?」という人も予備知識なしに読めます。たとえば「口先だけで何もしてくれない人は友ではない(095)」など、現代語でブッダの名言が書かれていて、それへの解説がつくというタイプの本です。
「友達はよーく選べ」という意味のコンテンツは、「ブッダの言葉」にも「論語」にも 「徒然草」にも書かれていますが、私も心から同意します。
なぜなら人間は周りにいる人間から多大な影響を受けるからです。
気孔やヒーリングという目に見えないエネルギーを使って体調を整える技術があるのですが、 初心者は「気を感じられない」という壁にぶつかることがあります。これをどうにかする方法の中で一番簡単なのは、「気の達人」とか「気やヒーリングといったものを普通に使いこなしている人たち」と友達づきあいをすることです。
そうすると、 「気の感覚?あるのが普通だろ?」という情報が大量にインストールされるので、自然に「気の感覚はあって普通」という情報がインストールされます。そうすると「いつの間にかできるようになる」のです。
私が気やエネルギーの扱い方を習った時はおおむね上の方法でした。整体の先生とかヒーラーみたいな人たちとたくさん交流してたら、自然にその種の感覚がレベルアップしたのです。
つまり、誰とつきあうかによって 「どんな自分になるか」が大きく左右されるのです。なので、「なりたい自分」に近い要素を持っている人と付き合うという意識をもたないと、「自分をどんどん嫌いになってしまうワナ」にはまってしまうのです。
言い換えると、 「素直に尊敬できる人を友としよう」ということです。
自己啓発・精神世界・脳科学などのお約束な話は、だいたい全て仏教思想のコンテンツのなかにも入ってます。なので、この種の本はいくつか読んでおくと楽しいと思います。
宗教的な本に関しては、「気分が落ち込んでいる時は読むな。よくも悪くも洗脳されるから。」ということをたまにいうのですが、この本は名言集レベルになっているので万人向けにおすすめします。