サムハラ神社 造化三神をまつるパワースポット (岡山)

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岡山のサムハラ神社(奥宮)のご紹介です。造花三神をまつる神社で、中田富三郎という実業家が明治大正期に地元の古い祠を復興させた神社です。岡山が元宮で大阪にも勧請されていて大阪にもあります。

サムハラ神社(奥宮・元宮)

パワースポットが好きな人の間で有名なサムハラ神社ですが、来歴としては中田富三郎という明治大正期の実業家が、日清日ロの戦役に従軍した時に「サムハラさまのおかげで無事に帰還できた」と神様に感謝する意味で古い地元の祠を復興したのがはじまりだそうです。

もとの場所である岡山県の山奥(美作加茂)と大阪の都心部との二か所に存在します。

サムハラ神社の奥宮で調べれば色んな情報が出てきますが、意外に知られていないのは金刀比羅神社の中にあるということでしょうか。

あとは、奥宮から徒歩数分の場所に元宮があります。こちらは「展望台」に進む道と分岐した山道を少し下るとあるのですが、意外に見落としやすいようですので気を付けて歩いたほうがいいようです。

展望台は展望台でいい景色なのでこちらもおすすめです。あとは下の鳥居から神社までの石段はいい風情があるので、足が悪くなければ上ってみるとよいと思います。(足腰に不安がある場合は車で上のほうの駐車スペースまで行ってスロープを登るのが楽だと思います)

写真

1.入口

2.仮宮

3.階段 

4.金刀比羅宮

5.奥宮

6.元宮

7.若一神社 展望台エリアの別のお宮さん

拝礼作法について(補足)

地元の方によると「六礼・八拍手・ 祈り ・八拍手・六礼」がサムハラ神社(奥宮・元宮)の作法だそうです。よくある神社の作法は「二礼二拍手一拝」ですのでもしかしたら違和感を感じる人もいるかもしれません。

ただこの辺りの作法は明治以降に中央政府が神社の世界のコントロールを強めてから規格化されたもので、実態としては昔は多様性があったらしいです。例えば出雲大社では現代でも「四拍手」を標準的な作法としています。

特別なこだわりがない場合は、「郷に入ればなんとやら」の精神でいつもと違うことをやって対応してみるのがよいと思います。

なお、神様の視点からみた場合、人間世界で祈りの作法が二礼なのか四礼なのか六礼なのかなどは、そこまで重要な話ではないのではないかと私は思います。老荘風のたとえ話をするなら、蝸牛(かたつむり)の角の上に小人の王国があったとしてその国の神殿の作法がどうなっているかなんてどうでもいい話なのでは、というような話です。

交通について

最寄り駅の時刻表を見れば分かりますが、電車は2~3時間に1本ペースです。(この記事を作成した2023年6月現在)

遠方からの場合、津山駅から先はタクシーやレンタカーで巡礼プランを組むほうが楽なことは多いと思います。

同日や翌日に他の神社も行くなら?

岡山県で縛るなら、中山神社(津山)、吉備津彦神社、石上布都魂神社、あたりが有名なところでしょうか。

もう少し広げるなら、厳島神社(広島)、金刀比羅神社(香川)、出雲大社(島根)、なども視野に入るのではないかと思います。

参考情報

場所など

サムハラ神社(奥宮・元宮)

岡山県津山市加茂町中原899
津山市観光協会のサムハラのページ

サムハラ神社(大阪)

大阪府大阪市西区立売堀2丁目5−26
トリップアドバイザーのページ

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About Author

サイトの運営方針は「自分とは何か」「日本文明とは何か」という二つの問いへのインスピレーションを刺激する話をすること。人生で大切にしたい事は「遊び・美しさ・使命・勝利・自由」。 なお、日本的精神文化のコアの一つは「最小の力で最大の成果」だと思う。例えば「枯山水(禅寺の石庭)の抽象的アート表現」などは、良い例。

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