「最近どーうもついてない。もしかして呪いでもかけられてる?」という不安が頭をよぎった時にお役立ちな、お手軽スピリチュアル本です。「成功している人はなぜ神社に行くのか」みたいな気軽な本なのですが、小さな疑問に丁寧に答えてくれる内容になっています。
神棚のお水ってどうしたらいいの?
お祓いしてみよう、自宅に神棚を作ってみよう、などと思いついた時に意外と困るのが、近くに日常的に神棚に手を合わせている人が少ないことだったりします。友達が神職だったりすればいいのでしょうけど、なかなかそうもいきません。
そうすると、お水をお供えしたのはいいけど、「このお水どうするの?」みたいな疑問が出てきます。
別に決まった答えがある問題ではありませんが、この「呪いの解き方」の本の場合、お供えしてすぐさげる場合でしょうが、コーヒーに少しいれてみたら、といった提案がしてあります。
こういうちょっとした小さな疑問に答えているところがお役立ちな本です。
右足から?左足から?
おまじないの世界には、どちらの足から踏み出すべきか、みたいな話題もあります。呪術や宗教の世界の話なので万人向けの正解はありませんが、たまに意識してみると面白いと思います。
この本では「なじみの神社には、左足から、なじみのない神社には右足から」的な技法を推奨しています。
利き足が右足であると仮定した場合、この方式は非常に合理的です。利き足から入るということは、「何かあったら、すぐ逃げ出せる」ということですし、利き足ではないほうから入るということは「何かあったら、逃げ出す」みたいなことは考えてないという事にも通じますので。
なお、人間には、利き足(=動作をしやすい足)、軸足(体重をのせやすい足)があります。軸足をのこして動くと、次の動作の自由度がまします。
人ごみで疲れない呪文?
ライトな本らしくこういうのものってます。
「ショ!」「ボロン!」「エイ!」
だそうです。ちゃんと「声を出さずに心の中で言うだけでもすっきりします」みたいな実用的なこともしっかり書いてあるので、使いやすくてよいと思います。
もちろん、声を出せる場所でしたら、どうせなら、山伏にでもなったつもりで「えい!!」とやってみるといいと思います。声を出すというのはそれだけで一種の祓い効果を感じることができる動作なので、無駄に大きい声を出しておけばいいのです。
この本を買ってはいけない人
宗教的なものにアレルギーがある人はそもそも買わないと思いますが、「南無●●大権現!」「かけまくもかしこき・・・」みたいなのを期待している人、今昔物語に出てくる陰陽師みたいなことに興味がある人は他の本にいきましょう。
詳しい本でしたら、こちらなどが面白いと思います。
この本を買ったらいいことがある人
呪術とか宗教といったジャンルの知識にはあまり縁がなかったけど、スピリチュアルなことに興味はあるという人は、面白がれるページもちょこちょこあると思います。
占いが好きなひとなら、「ランダムにめくってみて、のっているテクニックを試してみる」みたいに使うこともできるでしょう。