築地や日本橋(大阪)に又こい屋という海鮮丼系居酒屋なお店があります。トロステーキ丼が旨かったです。基本的に「5000円で居酒屋で飲むより、3000円で美味しいご飯に行く派」なので居酒屋は滅多に行かないのですが、通りすがって当たりを引いたのでネタにしてます。又こい屋は関西弁の「また来いや!(またおいで)」に通じますが、こういう遊び感覚あふれるネーミングは大事です。
まず、「またこいや!」ってネーミングは覚えやすいです。「ちょっとふざけてる感」があるので印象に残りやすいわけです。もちろんネーミングだけ遊んでも中身がないとリピーターはつきません。が、とりあえず無数にある飲食店の中から覚えてもらうためには、ちょっと遊んでる覚えやすいネーミングをするというのはいい作戦だと思います。
関西弁で遊ぶなら、「いてまえや」もないのかなと思って検索してみたら、「ITEMAE」というお店はありました。「○○や」シリーズなら「ごきげんや」とか「おもしろや」とかも楽しそうです。
「ありがた屋」というラーメンが横浜にあるのですが、そこもおいしかったです。越後屋とか三河屋だとどこでもある感じですが、「ありがた屋」とかだとそんなにあちこちにない感じなので印象的になります。ご近所の人向け飲食の場合は、半径3Km圏に同じ名前がなければ気にしなくていいと思うかもしれません。ただ、今はネットで探す人も多いので、世の中にほとんどない名前にしたほうが、検索1位を簡単にとれるのでお得です。
なお、たとえば「ありがたや」というネーミングにすると、中の人は「はい。ありがたやです」的なことを日々言うことになります。なので、従業員や社長さんへの自己暗示効果も考慮してネーミングするとよりよいと思います。その意味では「いてまえやー(やっつけたれ)」的なものより「ありがたやー(感謝)」的なもののほうが便利かもしれません。
もちろんお店のサービス内容との整合性も大事です。癒しの雰囲気が売りのマッサージのお店の屋号が「いてまえやー」では整合性なさすぎです。が、痛いのが売りのマッサージのお店なら「いてまえやー」が屋号のほうがいいかもしれません(笑)